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am1:16
時々訪れる深夜の無敵思考がやってきたので書く。
深夜、早朝、日が昇ってきた時や落ちる時、
綺麗なものを見たときなどにやってくる。
頭が冴えて、本来の自分を取り戻した感覚なので無敵思考と呼んでいる。
今日もまた、高校の頃を思い出した。
多分いま付き合ってる人とうまくいってないからだと思う。
これってありがちなことなのかわからないけど、私は自分が本当に困っていることを人に打ち明けられない。
高校生の頃、今から約12~13年前、私の父は鬱病が一番酷い時期だった。
父は仕事から帰った時間に私が勉強机に座っていないと、大声で怒鳴り殴った。
あまりにも突然にキレて、憎悪に満ちた目で拳を振り上げてくるので、
うたた寝していてそれをやられた時は恐怖のあまり体というか心臓が震えた。
本当に怖いと体の内側が震えるのだと思った。
翌朝、母は「あなたが悪いのよ」と言って痣のできた目を隠すための眼帯を持ってきた。
そんな日々だったのに、当時付き合っていた男の子には話せなかった。
勉強すればいいじゃんで一蹴されそうだったし、自分が恥ずかしかった。
だけど30歳になった今も、父親が自分の人生に暗い影を落とし続けていることを自覚して、とにかくあの時安らげる場所や人が必要だったと感じる。
時は過ぎて社会人になり、高校の先輩と再会する機会があった。
その先輩は当時私にとってヒーローで、誰からも人気があり、私の手の届かない所で輝いていた。しかし、再会して少し話をすると意外な過去があった。
中学の時にご家族に不幸があり、一時期は無症状だったものの社会人になって鬱がぶり返したそうだ。
「地獄だよね」
という一言で、相当辛かったのが想像できた。
と同時に、絶対に理解されないだろうと思っていた相手でも、隠しているだけでそれぞれの事情が当たり前にあるし、もしかしたら当時も誰かと気持ちを共有できていたのかもしれないと思った。
あの時正直に辛いと言える相手がいたら、今も抜け出せない暗闇の突破口になっていただろうか。
困っていると伝えていたら、関係は変わっていただろうか。
そんなことを今更考えても無駄なので、"今できること"に目を向ける。
来週、長らく足の遠のいていた心療内科に行こうと思う。